「やわらかな嘘」稽古、静かに続いています。
このタイトルを決めたのは結構前だったかな。
垣本朋絵ちゃんが思っている今回の全体テーマ的なことをうけて、
私のねじれた脳みそは それはそれは ゆっくりと動き出した。
そしてこの「やわらかな嘘」という、一見なにも関連のないような地点にいき着いた。
もちろん、私のなかでは つうつうに繋がってはいる。
「居た人が、居なくなる」
様々な状況があるだろう。 そして、それはそれは様々な状況があった。
一体 どれだけの別れを、どれだけの嘘を繰り返してきたのだろうか。
そしてこれから、どれだけ繰り返すのだろう。
どれだけの嘘を自分につき続けなければいけないのだろうか。
明日のために、誰かのために、自分のために、過去のために、
人はどれだけの嘘をつみ重ねていくのだろう。
私には、抱き続けなければいけない嘘がある。
そう、死ぬまで。
どうせなら 美しく全てを欺き続けたい。
全てを。
自分をも。